【原因は乾燥肌】子供の皮膚や唇の皮がポロポロむけるときの対処法

空気が乾燥する季節に、子供の皮膚や唇の皮が乾燥してポロポロむけることがありますよね。「そのうち治るだろう」と様子をみていると、症状がなかなか改善せずに長引くこともあり、対処方法を探している方もいるのではないでしょうか。 この記事では、子供の皮膚や唇に皮むけが起きる原因と、症状が出たときの対処方法を紹介します。日々のちょっとした心がけで皮むけが治まることもあるので、参考にしてみてください。


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子供の皮膚の皮むけは「乾燥肌」が原因かも

顔などの皮膚がポロポロむける肌トラブルの多くは、乾燥肌が原因といわれています。

乾燥肌は、皮膚のバリア機能が低下した状態です。皮膚のバリア機能は、外部の刺激から肌を守るほかに、肌内部のうるおいを閉じ込める役割があります。バリア機能が低下した肌はうるおいを保持する力が落ちるため、肌の水分が蒸発しやすくなり乾燥してしまうのです。

皮膚のバリア機能の低下によって肌が乾燥すると、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)も低下します。ターンオーバーが乱れた肌は古い角質が肌表面に蓄積してしまうことになるため、肌がゴワゴワしたり、皮むけを引き起こす要因となったりしてしまうのです。

肌の健康は皮膚のターンオーバーがスムーズに行われることで保たれているため、皮むけを予防するためには、皮膚のターンオーバーを正常にすることが大切です。そして、正常にするためには、肌の乾燥を防ぐことが欠かせません。

「乾燥肌は肌質だから仕方ない」と感じる方もいるかもしれませんが、乾燥しやすい肌質だからこそ、肌の状態に気を配って乾燥を防ぐ工夫をしましょう。子供の肌を乾燥させないような工夫をすることで、肌の乾燥を予防し、皮むけなどのトラブルを予防することができます。

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乾燥肌になりやすい子供の生活習慣

もともと乾燥しやすい肌質の子供もいますが、生活習慣が肌の乾燥を進行させる原因となっていることもあります。特に、まだ子供が小さいうちは大人と比較して皮膚の水分保持機能や皮脂腺の発達が未熟なため、肌が乾燥しやすいからです。

子供の乾燥肌を招きやすい生活習慣には以下のようなものが挙げられます。

・熱いお風呂
・偏った食生活や睡眠不足

これらの要素がなぜ肌の乾燥につながるのか、詳しく解説します。

熱いお風呂

熱めのお湯の温度が好きな方もいるでしょう。特に寒い季節は、お風呂の温度が低いと湯船からなかなか出たくなくなるため、あえてお湯の温度を高めに設定しているお宅もあるかもしれません。

しかし、熱いお風呂は肌の乾燥を招くことがあるため注意しましょう。41℃以上の熱い湯船に入ると、肌のうるおいに必要な皮脂まで落としてしまうからです。皮脂の不足は皮膚のバリア機能の低下を招くため、肌の乾燥を進行させます。

また、お湯の温度に加えて、湯船に浸かっている時間にも気を配りたいものです。お風呂のおもちゃなどで遊んでいると、つい長風呂をしてしまうことがあるかもしれません。長風呂も皮膚の皮脂を奪いやすく、肌の乾燥につながるため注意が必要です。

お湯の温度に加えて、体の洗い方によっては肌の乾燥を助長することがあるため気を付けましょう。皮膚はデリケートなので、ゴシゴシこすると皮膚のバリア機能にダメージを与えることがあります。そのため、ナイロン製のボディタオルなどでゴシゴシとこすり洗いすることが習慣になっているなら、それが子供の肌の乾燥を進行させているのかもしれません。

熱めの温度のお湯、長湯、皮膚のゴシゴシ洗いは肌の乾燥につながるため、当てはまる点があるなら見直しましょう。

偏った食生活や睡眠不足

肌のコンディションは食事や睡眠の影響を受けるため、日々の食生活や睡眠習慣が肌の乾燥を招く要因となっていることもあります。

偏った食生活、特に緑黄色野菜が不足した食事は、皮膚のターンオーバーの低下につながるといわれています。子供に食べ物の好き嫌いが多い、お菓子などを食べることが多く食事は食べたがらないといった傾向がみられるなら、それが肌の乾燥に影響を与えているのかもしれません。

また、睡眠中は細胞の修復、再生を行うのに必要な成長ホルモンが分泌されるため、睡眠不足だと、成長ホルモンの分泌が不十分になります。そのため、睡眠不足が続くと、肌のターンオーバーが低下して肌の乾燥を悪化させてしまう可能性もあるでしょう。

最近は、ゲームが好きで寝る直前までゲームをやっている子供もいるようです。しかし、寝る前にゲームなどをすると睡眠が浅くなり、睡眠の質の低下を招いてしまうため、肌のためには良くありません。

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皮むけにならないための乾燥肌対策

乾燥肌による子供の皮膚や唇の皮むけをそのままにしておくと、症状が悪化する可能性があるため、早めに対策を講じたいものです。

ここでは、日常生活の中でできる乾燥肌対策を紹介するので、参考にしてみてください。

お風呂は40℃以下のぬるま湯に入らせる

肌のうるおいを保つための皮脂を必要以上に失うことのないように、お風呂のお湯は38~40℃くらいのぬるま湯に設定しましょう。また、ぬるま湯であっても長湯は禁物です。湯船に浸かるのは10分以内に留めるように気を付けてあげましょう。

体はボディタオルでのゴシゴシ洗いは避け、石けんやボディソープなどの洗浄剤をしっかりと泡立てて、泡でなでるようにやさしく洗うようにします。汚れが落ちるか心配と感じる方もいるかもしれませんが、たっぷりの泡で洗えば汚れは落ちるので、強くこする必要はありません。

入浴後は肌が乾燥しやすいため、タオルで肌の水分を拭き取った後は、早めに保湿ケアを行うことが大切です。体をタオルで拭くときもゴシゴシこするのではなく、体の水分をタオルでやさしく押さえて吸収するようにして拭いてあげましょう。

体の水分を拭き取ったら、ローションやクリームなどの保湿剤を使って保湿ケアをします。肌が乾燥しているときは皮膚のバリア機能が低下しているため、できるだけ刺激の少ない保湿剤でケアしてあげることが大切です。

子供用に作られた低刺激なケア用品を選ぶと良いでしょう。体全体に塗るのはローション、乾燥がひどい部分にはクリームなど乾燥の程度や塗る範囲の広さに応じてローションとクリームを使いわけるのもおすすめです。

部屋の湿度を最適に保つ

秋~冬など空気が乾燥する季節は、皮膚の水分が奪われるため肌も乾燥しやすくなりますよね。特に冬場に室内を暖めるためにエアコンを使うと、余計に肌が乾燥しやすくなるので注意が必要です。

皮膚にとって最適な湿度は40~60%といわれています。部屋の湿度が低いようなら、加湿器などを使って部屋の湿度をコントロールしましょう。加湿器がないときは、洗濯物を部屋干しすると湿度を上げることができます。

部屋の湿度を最適に保つことができれば、肌の水分が奪われにくくなるため乾燥対策につながります。

規則正しい生活習慣

肌のためにはバランスの良い食生活を意識しましょう。特にビタミン類は皮膚の代謝に関わり、たんぱく質は皮膚の原料となるといわれているため、積極的に摂るのがおすすめです。

子供がお菓子ばかり食べて食事を食べたがらないなら、お菓子の量を減らしたり、食事を食べた後におやつにしたりするなど工夫してみましょう。好き嫌いが多い子供は、調理方法を工夫するなどして、栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。

食事のほかに気を配りたいのが睡眠です。皮膚のターンオーバーを促すため、質の良い睡眠を十分に取らせてあげましょう。夜9時に布団に入るなど就寝時間のルールを決めるほか、寝る前のスマートフォンやゲームが習慣になっているなら、利用しないように工夫するのがおすすめです。

食生活と睡眠の質を見直して、肌の乾燥による皮むけなどのトラブルを防ぎましょう。

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まとめ

子供の皮膚や唇の皮むけは乾燥肌が原因であることが多いため、肌の乾燥を防ぐための工夫をしましょう。この記事で紹介したように、肌のうるおいを逃さないように入浴方法を守ること、部屋の湿度を適切に保つこと、質の良い睡眠を十分に取ることを意識してみましょう。毎日の生活習慣を見直すことで、肌トラブルの改善に努めましょう。