肌あれがひどくなる前に。今から始められる肌あれ予防法

肌あれになる原因と予防方法について紹介していきます。


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肌あれを引き起こす要因をチェックしよう

肌あれを引き起こす要因にはどんなものがあるのでしょうか。

皮脂の過剰分泌または乾燥(内部環境)

実は、肌あれと肌の皮脂量は大きく関係しているといわれています。皮脂量は適量を保っている必要があり、皮脂量と水分量のバランスが崩れたときに肌あれが起こりやすくなります。そのため、皮脂量は多すぎても少なすぎてもいけません。

皮脂の分泌量が多いと、余分な皮脂が酸化して刺激となったり、皮脂を好む菌が増殖したりして、ニキビや肌あれの悪化につながるのです。

季節の変わり目による環境の変化(外部環境)

皮脂分泌量などの内部環境とは別に、環境の変化による外部環境が影響して肌あれが起こるケースもあります。

たとえば、その季節に飛散する花粉が原因で、肌の調子が悪くなるということも。花粉が皮膚に付着して体の免疫システムを刺激してしまい、肌がかゆくなり、無意識のうちにかいてしまい、肌あれにつながることもあります。

肌は非常にデリケートなので、ちょっとした変化に起因して肌あれを引き起こしてしまうのです。普段から自分の肌の状態をチェックしながら、肌の健康に気を配らなければなりません。

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肌あれを予防するのに必要不可欠なこと

では、肌あれの予防はどのようにして行えば良いのでしょうか?肌あれ予防に必要不可欠なことについて紹介していきます。

規則正しい生活習慣

肌あれの予防には、規則正しい生活習慣が不可欠です。ダイエット目的で朝食や夕食を抜いたりしていませんか?これでは栄養が偏ってしまうので、1日3食しっかりとることを心がけましょう。

肌の状態には日頃の食生活が出るといわれています。偏った食事は肌あれの元となるため、たくさんの栄養素をバランスよく取り入れた食事に変えましょう。

また、日々の食生活で肌あれ予防に最適な栄養(ビタミン・ミネラル)を摂取するのも、ひとつの方法です。特にミネラルは不足しがちな栄養素でもあるため、意識して摂り入れなければいけません。

ビタミンは、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB6など多くの種類がありますが、それぞれ異なる働きをすることが知られています。同じビタミンでも性質や含まれる食材が違うので、色々なビタミンを摂り入れるようにしましょう。

さらに、睡眠も肌あれを予防するためには欠かせない要素のひとつです。睡眠時間が短いと、なかなか疲れがとれず、知らず知らずのうちにストレスをため込み、いつの間にか肌あれを引き起こしてしまうのです。

しかも、皮膚ターンオーバーは寝ている間に活発に行われているため、睡眠時間自体が少ないと、皮膚のターンオーバーが乱れてしまう可能性もあります。皮膚のターンオーバーが乱れると、肌のきめが乱れ、皮膚のバリア機能が低下し、肌あれも加速してしまうのです。

睡眠をしっかりとることは、ストレスをため込まない効果と、皮膚のターンオーバーを促す効果が期待できます。肌あれを予防するためにも、睡眠時間をしっかりと確保することを習慣にしましょう。

丁寧なスキンケア

肌あれを予防するには、生活習慣の見直しだけではなく、日頃のスキンケアの見直しも必要です。肌は摩擦に弱いので、顔を洗うときは、ゴシゴシとこすらずに肌に優しく触れるように洗いましょう。

きれいに洗いたいという思いから、つい強くこすりたくなってしまいますよね。しかし、洗顔の方法は、洗顔料を泡立ててその泡を転がすように優しいタッチで洗うのが鉄則です。自分の洗顔のやり方を見直してみましょう。

また、自分の肌に合ったスキンケア商品を使うのも大切なことです。敏感肌、乾燥肌、オイリー肌、混合肌など、肌の性質によって合う商品が変わってきます。自分の肌はどのタイプなのかを知り、肌の性質に合ったスキンケア商品を使って正しくケアしましょう。

メイクをしている場合は、クレンジングで油性の汚れをしっかり落とすことも忘れてはいけません。いくら洗顔後のスキンケアを頑張っても、クレンジングで汚れが落とせていないと、毛穴が詰まって肌あれの要因になってしまいます。

肌あれを予防するには、まず素肌をきれいに保つことが大切なので、クレンジングでファンデーションや皮脂汚れをしっかり落としましょう。

クレンジングと洗顔の後に、絶対に忘れてはいけないのが保湿です。洗顔後はあっという間に肌が乾燥していくので、1秒でも早く保湿をしましょう。
保湿のためのスキンケア商品もさまざまなタイプがあるので、自分の肌に合ったものを選んでくださいね。

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肌あれにならないように心得ておくべきこと

肌あれの予防策についてお伝えしてきましたが、ほかにも肌あれにならないように心得ておくべきことをご紹介します。

外出時の対策を念入りにする

外の世界は肌にとってたくさんの刺激があります。その刺激から肌を守ることも、肌あれ予防には大切です。

たとえば、花粉に弱い人は、花粉が肌に付かないようにマスクをするというのも肌あれ対策として有効です。

また、紫外線は肌の大敵なので、紫外線対策として日焼け止めを塗るのを忘れないようにしましょう。紫外線を浴びることによって、肌が大きなダメージを受け、それが肌あれにつながることが考えられます。紫外線というと夏のイメージがありますが、冬でもしっかりと日焼け止めを塗って出かけましょう。

ストレスを発散する

ストレスは、肌あれに直結するといわれています。ストレスをため込まないことも、肌あれの予防のために覚えておきたいですね。

ストレス解消のため、普段から運動することを心掛けてみてはいかがでしょうか。体を動かすのが好きだという人は、週に1度でも良いので、運動をしてみましょう。過度な運動は継続することが難しいため、まずは散歩やランニングがおすすめです。

家でのんびり過ごすのが好きな人は、アロマを使って、リラックスできる空間で過ごしてみてはいかがでしょうか。特にラベンダーの香りにはリラックス効果があるので、寝る前に使ってみてください。

瞑想やリラクゼーションを取り入れるのも、ストレス発散にはおすすめです。頭の中を空っぽにしてリラックスし、ストレスをため込まない習慣を身につけましょう。

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まとめ

今回は、肌あれの予防法を紹介しました。肌あれの予防には、日頃のスキンケアや生活習慣が非常に大切です。バランスの良い食事や十分な睡眠、花粉対策や保湿など、肌を守るために気を付けることがたくさんあります。

肌あれを起こさないために、毎日きっちりとした生活を送るのが理想ですが、忙しくて気が回らないときは、まずは睡眠や食事だけでも意識して改善してみましょう。肌あれが起きてしまってからでは遅いので、日頃から肌あれを起こさないライフスタイルを送るように心がけてください。

 

【この記事の監修医師】

鼻岡 佳子 先生

鼻岡けいこ皮フ科クリニック院長。医学博士。開院まで20年弱、県内外の大学病院や総合病院の医師としてアトピー性皮膚炎や食物アレルギー、皮膚癌、小児皮膚科治療、美容皮膚科治療など幅広い年代の皮膚疾患・皮膚科治療に携わる。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・指導医。日本皮膚科学会認定美容皮膚科・レーザー指導専門医。日本抗加齢医学会専門医。